ボクシングプロテスト合格!この1年の挑戦で得たこととは
こんばんは、小寺良二です。
先週11月17日(月)に後楽園ホールで行われたボクシングのプロテストの結果が発表され、見事合格することができました。
2Rのスパーリングでは運良く2回ダウンを奪うことが出来たので手応えはありましたが、こうして正式な結果として届くと改めて合格を実感することができ嬉しいです。
そこでせっかくなので、今回1年がかりで挑戦したボクシングのプロテストで得たことを整理しておこうと思います。
今回のプロテストへの挑戦では、下記のようなことを実体験として学びました。
①自然体の大切さ
挑戦というと、どこか歯を食いしばったり忍耐するようなイメージがあると思いますが、今回はまったくそんなことはありませんでした。っていうかそれだと無理でした。
20代の頃は毎回の練習でも自分を限界まで追い込んで、ほぼ毎日走ってジムに行ってというハードな日々を過ごしてきました。きっとそっちの方が「努力」や「挑戦」のイメージにあっていたと思います。
今回は逆にとにかくトレーニングも「無理はしない」。ロードワークやジムワークも少しでも疲れを感じていれば、積極的に休みました。筋肉痛になった覚えもありません(20代の頃は毎日筋肉痛の状態でトレーニングしてました)。
かといって楽をしているのかというとそうでもなく、地道にトレーニングは続け、コンディションやスタミナもゆっくりではありましたが向上していきました。
とにかく『自然体であること』を大切にしていたからこそ、1年という長期間頑張れたと思うし、努力を続けれたから成果につながったのだと思います。
②「目的」を決めずにやってみること
実はこの1年間で2回ほど諦めそうになった時がありました。
1つは今年の2月頃にプロボクサーのスパーリングパートナーをやってボコボコにやられて自信を失った時。もう1つは今年の8月頃に1ヶ月ほどジムに行けず、体力が元に戻ってしまった時。その時にもう諦めるか、年末まで期間を決めてチャレンジするかを決断することにしました。
私はよく仕事でも「目的は何か?」と自分に問います。目的があって初めてその行動を通じて何かを達成することができる。目的がはっきりしないと結局何も実現できないことが多いからです。
でも今回は困りました。
なぜなら「プロテスト合格を目指す目的」が見つからなかったからです。
自分のキャリアのため、子供たちのため、健康のため・・色々考えましたがしっくりくる目的は見つかりませんでした。ただあるのは「プロテストに挑戦したい」という漠然とした想いだけでした。
だから決めました。目的なんかなくていい、やってみようと。想いを大事にして行動してみようと。
結果今でも「何のためにプロテスト挑戦したんですか?」と聞かれてもうまく応えれないのですが、時には目的とか頭で考えるのではなく、心の声というか「やってみたい」という想いを重視するのもいいなと思いました。
③人生で欲しいものは欲しいと言って行動して良い
正直私自身も最初は遠慮がありました。
「ライセンスは欲しいけど、プロテストなんか挑戦していいのかな」
「もっとちゃんと仕事に集中したほうがいいんじゃないかな」
「他のことから逃げようとしてるんじゃないかな」
自分の人生で実現したいことは、仕事に関わっていたり、多くの人を幸せにするようなことしかだめなんじゃないか・・そんな漠然とした先入観がありました。
今回のプロテストに挑戦したからといって仕事に役立つわけでもないし、誰かが大喜びするわけでもない(心配する人が増えるくらい)、ある意味傍から見れば「自己中心的なチャレンジ」なわけです。
でも今回やってみて感じました。
自分の人生で欲しいものや実現したいことに対しては遠慮なんかしなくていいと。
もちろん仕事や家庭と両立はしなきゃいけない。でも少し迷惑をかけても、感謝の気持ちさえ忘れなければ頑張ってとりにいってもいいことはたくさんある。
今回も家族(特に奥さん)や仕事関係の方には、特にラスト1ヶ月くらいはかなり迷惑もかけましたし、たくさんの協力もしてもらいました。もし私が遠慮していたら、迷惑はかけなかったかもしれないけど、今回のような喜びは与えれなかったかもしれません。
自分の人生の主人公は自分自身。
もっと人生で欲しいものを、欲しい!とはっきり言って、周りの人の協力を得て実現していってもいいことを学びました。
以上が私がこの経験から学んだことです。
プロボクシングのライセンスは今後の仕事にはまったく役には立ちませんが、これらの学びはこれからも人生でもきっと大きな財産となってくれると思います。
1年間、長いようであっという間でしたが、挑戦してよかったと思っています。
支えてくれた家族や友人、ビジネスパートナーの皆様に深く感謝したいと思います。
ありがとうございました。