若者の”日本代表”を育てる仕事
トビタテ留学Japan 第3期生事前研修
文科省の国家プロジェクトである「トビタテ留学Japan日本代表プログラム」に関わることが決まり、今月から早速第3期生の事前研修を経験した。
日本中から選考を通過した世界に志を持つ大学生が集まる。
アメリカのニューヨークで建築の最先端を学びに行く学生、
フランスでオタク文化を広める学生、
本当に多様な学生たちのエネルギーに正直圧倒された。。
壮行会ではトヨタ自動車の副社長を初め、青色発光ダイオードでノーベル物理学賞を授業した天野教授などが来賓としてスピーチされ、まさに国家プロジェクトであることを実感。。
事前研修では2日間かけて留学計画のブラシュアップを行う。世界を舞台に活躍するグローバル・リーダーの講演やパネルディスカッション、現地で実施する日本発信プロジェクトの企画立案など留学生活をより充実させていくための準備を進めた。
志の高い大学生が”日本代表”になるために必要なこと
研修を実施してみて率直に感じた感想は「彼ら、彼女たちに普通の研修は必要ないな」ということ。就職支援の研修では、多くの受講者が就職活動にうまくいかない人たち。当然やる気が落ちていたり、他の人とのコミュニケーションが苦手だったり。しかし今回集まった大学生はやる気に満ち溢れ、コミュニケーションも活発。特に研修など必要のない若者たちだ。
しかし彼ら、彼女たちは将来日本を引っ張っていくグローバル・リーダーの卵であり、国と企業の支援を受けて留学する日本の若者の「日本代表」なのだ。志の高い元気な若者は日本にもたくさんいるが、トビタテ生は「日本代表」として世界に飛び立つ。
だからこそ自分の仕事は目の前の若者を「日本代表」に育てあげることだった。
正直この役割は荷が重かった。自分自身が「日本代表」に値する人材かと言われれば、自信もなかったからだ。だから「日本代表」になるために何が必要かは、研修をしながらトビタテ生と一緒に考えようと思った。
今回研修を終えて私自身が感じた「日本代表になるために必要なこと」は、やはり「責任感」だと思う。支援金を受けている意味をトビタテ生は忘れてはいけない。どんなに現地で失敗をしても、時に授業やインターンをサボってしまったとしても、支援金が簡単に止まることはない。。それはトビタテ生の「将来の成長」に期待しての投資だからだ。
だからこそ将来のために成長し続ける責任はしっかりと自覚して頑張ってほしいというメッセージは研修を通じて伝えたつもりだ。
ぜひおもいっきり自分らしい留学をして、成長してきてください!トビタテ!!