My Life Style 小寺良二オフィシャルブログ

小寺良二オフィシャルブログ。若者キャリア支援のプロが語る自分のLife Styleの見つけ方。

プロボクサーがTOEIC900点を目指す理由

ボクシングのプロテストの次はTOEIC900点

いきなりですが、私3日後に今年最後のTOEICを受験し、目標である900点獲得を目指します。

 

実は昨年はこの時期にボクシングのプロテストを控えていたので「32歳がボクシングのプロテストを受ける理由」というブログを書きました。昨年は「体」を鍛える資格を取ったので、今年は「頭」を鍛える資格ということでTOEICを選びスコアとしては最高レベルの900点を目指すことにしました。

 

ちなみに私は昨年プロボクサーの資格は取りましたが、そこまで勇敢ではないのでこの1年間試合はしていません。なぜプロボクサーがボクシングの試合もせずに、英語の資格であるTOEIC900点を目指しているのかを書きたいと思います。

 

「世界で通用する研修講師になりたいから」とか「国の留学支援プロジェクトに関わっているから」とか立派な理由をつければいくらでもありますが、本当に正直言うと「カッコつけたかったから」です。

 

日本には当然ですが世界チャンピオンから4回戦の新人ボクサーまで多くのプロボクサーがいます。実力や経験の差はあれど、皆真剣にボクシングに打ち込んでいる人たちです。私はプロテストの年齢制限である32歳で合格したこともあり、プロボクサーとしてキャリアを積むことは最初から考えてはいませんでした(娘も2人いますし)。

 

そのためプロボクサーになった言っても、実は試合はしない「なんちゃってプロボクサー」です。だから周囲からいくら「プロボクサー?スゴイ!」と言われても、自分の中では誇りに思うことができませんでした。

 

ただもしジムに通ってひたすらサンドバッグを殴っていたボクサーが、一生懸命勉強してTOEICで900点取ったら、それは「カッコイイな」と思ったのです。カッコイイだけではなく、自分が実現したい目標や夢はスポーツでも勉強でも、正しい努力の仕方をすれば誰でも実現できるということを証明できると思ったんです。

 

だからあえて真逆の目標であるTOEIC900点を目指すことにしました。

 

ボクシングとTOEICの共通点

では英語の勉強を進める上でボクシングの経験がまったく無駄になったのかというと、決してそんなことはありませんでした。むしろ役に立ちました(ちなみにBoxerという単語は、TOEICにはほぼ出てきません・・)

 

例えばプロテストに合格する上で、最も重要だと思ったのは「スタミナ」でした。それはもうロードワークで地道に走るしかない。でもそれはとても退屈で地味なので、多くのボクサーがサボったり挫折してしまいやすいです。

 

英語も同じで、TOEICのスコアを上げていくには結局自分の知っている単語の語彙を増やしていくことが1番の近道です。ただ単語帳を開いて1つ1つの単語を覚えていく作業は退屈で、これも英語の勉強を挫折してしまう大きな理由になっていると思います。

 

そんな退屈なロードワークや単語の勉強を続けていくには1つの共通点がありました。それは「ダラダラやること」。きっちり計画を立てて毎日一生懸命やろうとはせずに、気分が乗ればやり、乗らなければやらない・・くらいの感覚でやる。一見サボってるようにも見えます。

 

でも短期間で一生懸命頑張って息切れしちゃうよりも、ダラダラやって長く続いた方が結局目標に近づくことに気づきました。目標に向かって努力していても挫折してしまう人の多くは、最初から「頑張りすぎている」と思うのです。

 

これは1つの例ですが、実は今回のTOEICの勉強は昨年ボクシングというスポーツで進めた目標実現のプロセスを、スポーツ以外のもので応用できるかを実験しています。

 

もしこれがうまくいけば、ボクシングやTOEICの指導に限らず「夢を実現するための努力の仕方」の指導ができるようになると思ったのです。今までは若者の就職支援の仕事をしていましたが、もう少し広い範囲で実現したい目標達成の支援をしたいなと。

 

実は今回のTOEIC900点のチャレンジはそんな意味合いも込められています。残された時間はあと3日。ぜひ良い準備をして、必ず達成してみせます!応援よろしくお願いします。