地元の羽幌神社祭に家族で参加
神輿と獅子がぶつかり合う日本一激しい神社祭
自分は北海道の羽幌町という人口7000名ほどの小さな町出身。
学校も羽幌小学校、羽幌中学校、羽幌高校という1つずつしかなく子供や若者の数も年々減っている。それにも関わらず年に1回は町中の町民が総出で行う大きなお祭りがあり、今回は家族でそのためだけに帰省して参加した。
何よりもの特徴が大きな本神輿と加賀獅子がぶつかり合う「練り合い」と呼ばれる戦いがあること。これは小さい頃から当たり前のように見てきたが、大人になって初めてこの光景は日本では羽幌でしか見れないことがわかった。
もうアドレナリン出まくりである。1つ間違えば大怪我をしてしまうかもしれない中で必死に神輿を持ち上げ獅子とぶつかり合う。3日目の最終日には国道を3時間以上封鎖して交差点ごとにこの「練り合い」を行いながら神社に向かって進む(国道を封鎖できる祭りは北海道でも羽幌だけらしい)。
神社の入口が実は3日間一番しんどい。なかなかそう簡単には入れないから。水も大量にかけられる。ぱっと見、前と後ろの引っ張り合いに見えるが、神輿が祭りが終わるのを避けるように、本当に神社に入るのを嫌がっているように感じる。
最後に神社の中で激闘を繰り広げ1年間の町の繁栄を願って祭りが幕を閉じる。
初めて祭りを体験した子供たちの反応
今回4年ぶりに地元の祭りに参加したが、理由の1つは上の子がもうすぐ5歳になるので日本の伝統的なお祭りというものを体験させたかったこと。とはいえ娘にとってはパパがお神輿を担いてなぜか大きな獅子と何度もぶつかり合うシーンを見せられるので必死に「パパがんばれ〜!!」と応援してくれていた。
日本の伝統的なお祭りの体験、、というよりも普段家でのんびりしているパパが汗を流して苦しそうな顔しながら必死に頑張っているところを見たことの方が新鮮だったのかもしれない。。
ただ何よりも嬉しそうだったのは、色々な人からおこずかいをもらって自分のお金で自由に出店でくじや金魚すくいをやったりから揚げを買ったことのようだ。
楽しいことが何より大事だ。。
体はクタクタを通り越してボロボロになったが、仕事を1週間休みにして帰省した甲斐はあったと思う。自分自身のDNAを再確認できた気がするし、日本の伝統文化も改めて好きになった。羽幌神社祭、ぜひ一度見てみてください!(毎年7月8日、9日、10日)